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理学療法士オワコンではない!輝く理学療法士になる2つのヒント

理学療法士オワコンではない!理学療法士が輝くためのたった2つのヒント

「理学療法士になりたいけど、オワコンなの?」

「理学療法士は頑張っても給料上がらないしオワコンでしょ…」

理学療法士イコール「オワコン」、これ、極論すぎだと思っています。

だって、理学療法士って何人いるか知ってます?20万人です。

20万人全員が「オワコン理学療法士」ってこと?

現役理学療法士の筆者に言わせると、「オワコンと感じてるだろうなという理学療法士もいるし、輝いてる・誇りをもって働いてる理学療法士もいるよ」ってこと。

本記事にたどり着いてくださった方は、「理学療法士の仕事が気になるけど、オワコンと言われると将来が不安…」「オワコンじゃない理学療法士になりたい」と思っているはず。

この記事では、なぜオワコンと言われるのか理由を探りつつ、「オワコン理学療法士」にならないためのポイントをお伝えします。

この記事を書いた人

リハビリテーション部 部長
10年以上、院内の人事・採用を担当
延べ300人以上の人事・採用に携わる
年収800万超
理学療法士の働き方や就職に関する情報を発信

目次

オワコン理学療法士とは

みなさん、「オワコン」という言葉を聞くとどんなイメージが浮かびますか?

時代遅れ、魅力を失った、そんな感じでしょうか。

筆者は理学療法士イコール「オワコン」ではないと思っています。

あくまで、「オワコン理学療法士」と感じている方が現実にいるということです。

では、「オワコン理学療法士」とは、一体どんな状態のことを指すのでしょうか?

オワコン理学療法士とは、理学療法士としての仕事にやりがいを感じられなくなったり、自分のキャリアに希望が持てなくなった状態と定義します。

理学療法士がオワコンと言われる理由

そもそも、理学療法士が「オワコン」なんて言われるようになってしまったのはなぜでしょうか?

理由を解説します。

  • 給料が安い理学療法士が多い
  • 経営状態の悪い病院に就職している人が多い

給料が安い理学療法士が多い

理学療法士が「オワコン」と言われる最大の理由は、給料の安い理学療法士が多いことが原因です。

理学療法士の平均年収

理学療法士の平均年収

厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約431万円。

平均年齢決まって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額
34.7歳300,700円698,400円

着目すべきは「昇給率」の低さ

初任給は他職種と比べてもさほど差はないんですが、とにかく「昇給率」が低い。

中小企業における平均昇給率(2024年度)は、4.5%だったんですね。

4.5%という数値は、物価高に対応した「32年ぶりの高水準」です。

一方、理学療法士を含むコメディカルの昇給率は、1.9%。

「こんなに頑張ってるのに、給料がこれだけ?」という感情で、モチベーションが下がる。

「頑張っても評価されない」「頑張るだけ無駄」と感じる人達が一定数いる為、「オワコン」と叫ばれてしまっています。

経営状態の悪い病院に就職している人が多い

では、なぜ理学療法士の給料が上がらないのかご存じですか?

病院の経常利益

実は、病院の約7割が赤字経営と報告されているんです。

所属している病院が赤字なら、昇給しないですよね…

7割の病院が赤字ということは、7割の病院に所属する理学療法士が昇給しづらいということ。

経営状態の悪い=昇給しない理学療法士が多いので、「オワコン」と言われる声が大きくなるのもうなずけます。

オワコン理学療法士と輝く理学療法士の違い

ここまで読むと、理学療法士ってやっぱりオワコンじゃん…と思った人もいるかもしれません。

はっきり言うと、全員がオワコンではないです。

理学療法士としての仕事に誇りをもって輝きながら働いている人たちも一定数います。

では、「オワコン」にならずに、輝き続ける理学療法士とはどんな人たちなんでしょうか?

実は、その違いは結構はっきりしているんです。

  • 給料
  • 将来性の有無
  • 自分の仕事に誇りをもって働けているか

給料

まず、第一に、給料の違いです。

「やりがい」とかの建前もありますが、やっぱり給料は絶対的に重要です。

輝く理学療法士は、自分のスキルをしっかりと評価される場所で働いています。

だからこそ、自分の仕事に誇りを持っているし、その分給料もそれに見合ったものになっていることが多いです。

将来性の有無

給料が上がる・上がらないというのは、「将来性の有無」につながります。

「この職場で働いていることで、給与やキャリアに希望が持てる」と思えているかどうかです。

「オワコン」と思っている人たちは、所属先での給与やキャリアに希望を持てません。

一方、輝く理学療法士は、自分の将来に希望をもって働くことができています。

自分の仕事に誇りをもって働けているか

「給与」や「将来」に希望があれば、自分の仕事にも誇りを持って働くことが出来ます。

そもそも理学療法士の仕事って、相手のことを心から考えて感謝される、やりがいのあるもの。

自分の将来に不安が無ければ、自身を持って「これが自分の仕事だ!」と胸を張れます。

一方で、「これでいいのかな…」「将来に希望がない…」と不安に思いながら働いていると、輝きは失われます。

オワコン理学療法士にならない為のポイント2つ

では、どうやったら「オワコン」な理学療法士にならずに、輝き続けられるんでしょうか?

ポイントはたった2つです。

①就職先を妥協しない

1つ目は、最初の就職先選びを絶対に妥協しないこと。

「当たり前じゃん」って思いますよね。

でも、多くの理学療法士が最初の職場選びで失敗しているから、「オワコン」と嘆いているんです。

なぜ失敗してしまうのか、その理由は大きく2つ。

  • 「国試勉強」「臨床実習」「就活」が同時期にやってくる
  • 大きい病院=正義だと思っている人が多い

理学療法士の就活時期

理学療法士の就活は、一般企業に比べて独特です。

一般企業の就活が大学3年から始まるのに対して、理学療法士の就活は大学4年の6月ころから本格化します。

どれも手を抜けないトリプルタスク

さらに、「国家試験」「臨床実習(実際の病院での研修)」が同時期にやってくる。

手抜きが許されないトリプルタスクです。

結果的に、超要領のいい人・自己客観視が上手な人・先読みして早めに動き出した人は就活に成功しますが、そうでないとキャパオーバーで「妥協」「失敗」します。

「オワコン」理学療法士になりたくない人は、「絶対に妥協しない」ということを心に留めておいてください。

②就活は早めに動き出す

上記の理由から、「オワコン」理学療法士になりたくない人は、とにかく早めに動き出しましょう。

時間・余裕のある心穏やかなうちに「病院のリサーチを始めておく」ことが、オワコン理学療法士を避ける最大のポイントです。

人間だれしも、追い込まれた状況での正しい判断は難しいんですよ。

オワコン理学療法士にならないために、超重要な就職先えらびを、正常な判断が出来ない状況でやるのはキケン。

この記事をよんだこの瞬間から、就活の一歩を踏み出してください。

理学療法士はオワコンなのか不安な人からよくある質問

理学療法士の将来性について知りたい

「数が増える」ことで、将来性がない、と言われることがあります。

重要なのは、将来性の「ある」理学療法士になることです。

関連記事将来性のある理学療法士とは?現役理学療法士が語る条件

理学療法士は生活できないってホント?

約7割の病院が赤字と言われる現状、赤字の病院で働くことは「生活できない」理学療法士になるリスクは上がるでしょう。

ただ、20万人いる理学療法士「全員」が生活できないわけではありません。

関連記事理学療法士が生活できないと言われる理由は?生活に困らない理学療法士になる方法

まとめ:オワコン理学療法士ではなく胸を張れる理学療法士になろう

ここまで、「オワコン理学療法士」と輝く理学療法士の違い、そして、「誇りをもって働く理学療法士になるポイント」を解説してきました。

  • オワコンと言われる理由:
    • 給料の低さ
    • 経営状態の悪い病院に就職している
  • 輝く理学療法士との違い:
    • 高い給料
    • 将来性のあるキャリア、
    • 自分の仕事に誇りを持てるか
  • オワコンにならないためのポイント
    • 就職先を妥協しない
    • 就活は早めに始めるが吉

オワコン理学療法士にならない為には、妥協しない就職先選びが重要です。

トリプルタスクで正常な判断が難しい時期に就活を始めずに、早めに動き出すことで、輝く理学療法士への第一歩を踏み出してください。

応援しています。

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この記事を書いた人

リハビリテーション部 部長
10年以上、院内の人事・採用を担当。
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